A6.
薬物療法では、主に抗うつ薬と呼ばれる薬が使われ、副作用もありますが、うつ病のほとんどの症状によく効きます。
日本で使える抗うつ薬は十数種類あり、症状や副作用の出方によって、その患者さんに合った薬の種類や量が決まっていきます。飲み方は、食後3回だけでなく、寝る前1日1回でよい薬もありますし、また点滴注射のできるものもあります。
この他、抗不安薬、睡眠薬なども併用することがあります。また、更年期のうつ病では女性ホルモンが効く場合もあります。
【主な抗うつ薬の特徴】
◇第一世代の抗うつ薬・化学構造から、三環系抗うつ薬と呼ばれる古典的な薬で、副作用は多いが効果は強い。
◇第二世代の抗うつ薬・四環系抗うつ薬と呼ばれる比較的新しい薬などで、効果はやや弱いが副作用は少ない。
◇第三世代の抗うつ薬・SSRIと呼ばれる最新の薬は、副作用が少ないと言われている。その他新薬が開発中。
◇気分安定剤・躁状態が現れる患者さんや、気分の変化の激しい場合に服用する。
2009年8月25日火曜日
2009年8月8日土曜日
Q5.どのような治療をするの?
A5.
うつ状態には、いろいろな症状や病気の状態があり、軽度から重度までさまざまです。また、それを引き起こす原因も複雑にからみあっています。例えば、心理的原因、環境的要因(家族関係、職場、学校等)、性格的素因、身体的状態、年齢等が関係しています。
治療を行う場合、これらの要素を考えながら対応します。
治療に使われる薬物については後で説明します。心理的原因、環境的要因に対しては、精神療法的アプローチを行います。
患者の深い悲しみ、喪失感、無力感に共感し、必ず回復するのだから、それまで、焦らず、一時的に職場から離れ、ゆっくりと休養をとることをすすめます。
家族や職場の理解も不可欠です。うつ病はガソリンの切れた車のようなもので、エネルギーがたまるのをじっくりと待つ余裕も必要です。責めたり、励ましすぎるのはかえってマイナスになるので気をつけましょう。
うつ状態には、いろいろな症状や病気の状態があり、軽度から重度までさまざまです。また、それを引き起こす原因も複雑にからみあっています。例えば、心理的原因、環境的要因(家族関係、職場、学校等)、性格的素因、身体的状態、年齢等が関係しています。
治療を行う場合、これらの要素を考えながら対応します。
治療に使われる薬物については後で説明します。心理的原因、環境的要因に対しては、精神療法的アプローチを行います。
患者の深い悲しみ、喪失感、無力感に共感し、必ず回復するのだから、それまで、焦らず、一時的に職場から離れ、ゆっくりと休養をとることをすすめます。
家族や職場の理解も不可欠です。うつ病はガソリンの切れた車のようなもので、エネルギーがたまるのをじっくりと待つ余裕も必要です。責めたり、励ましすぎるのはかえってマイナスになるので気をつけましょう。
2009年8月7日金曜日
Q4.どこへ相談に行けばようのか?
A4.
気分がゆううつだったり、元気がでなかったり、体がだるかったりしたら、まず、精神科や神経科を受診しましょう。
身体疾患からくる場合もありますから、身体的な症状が気になったら、かかりつけ医や内科外来等で診察を受け相談するのもよいでしょう。
身体的診察、検査で異常が発見されない場合、かかりつけ医や内科医等がうつ状態やうつ病を疑い、精神科や神経科の受診をすすめられるでしょう。これらの科では気軽に相談に乗ってくれますので、あなたのつらい話を聞いてもらえるでしょう。うつ状態、うつ病と正しく診断することが、うつ病の治療にはとても大切なことです。
最近では、うつ状態、うつ病を診療内科でも診療しています。
気分がゆううつだったり、元気がでなかったり、体がだるかったりしたら、まず、精神科や神経科を受診しましょう。
身体疾患からくる場合もありますから、身体的な症状が気になったら、かかりつけ医や内科外来等で診察を受け相談するのもよいでしょう。
身体的診察、検査で異常が発見されない場合、かかりつけ医や内科医等がうつ状態やうつ病を疑い、精神科や神経科の受診をすすめられるでしょう。これらの科では気軽に相談に乗ってくれますので、あなたのつらい話を聞いてもらえるでしょう。うつ状態、うつ病と正しく診断することが、うつ病の治療にはとても大切なことです。
最近では、うつ状態、うつ病を診療内科でも診療しています。
2009年8月6日木曜日
Q3.うつ病の症状にはどのようなものがあるの?
A3.
高齢者では不安感やイライラが現れやすいとか、うつ病の種類や年齢によって症状にも特徴がありますが、その中でも共通してよく見られる症状を「自覚症状」と「家族や周囲の人が気づきやすい症状」の2つに分けてみました。
また、「日内変動」と言って、朝から午前中にかけて症状が強く出ることがよくあります。
【自覚症状】
◇気分の低下
・気分がゆううつ、めいる、寂しい。
◇意欲の低下 ・やる気が起きない。
・何も考えたくない。
・おっくうだし、すぐ疲れる。
・集中できない。
・迷って決められない。
◇思考の異常
・自分を責めてばかりいる。
・自分はいないほうがよいと思う。
・もう生きている価値がない、未来がないと感じる。
・自殺を考える。
◇不安・焦燥
・何か不安で落ち着かない。
・イライラする。◇睡眠の異常
・いつもより早く目が覚めて熟睡感がない。
◇身体的な異常
・お腹が空かない。
・食べてもおいしくない。
・体がだるい。
・頭が重い、はっきりしない。
【家族や周囲の人が気づきやすい症状】
◇何にも興味を示さなくなった。
◇てきぱきとやれなくなった。
◇セックスに消極的になった。
◇急にやせてきた。
◇暗い表情で笑顔が見られなくなった。
◇外では動けるようなのに、家では横になることが多くなった。
◇「取り返しのつかないあやまちを犯した」とか「不治の病気にかかっ た」とか思い込んでいる。
高齢者では不安感やイライラが現れやすいとか、うつ病の種類や年齢によって症状にも特徴がありますが、その中でも共通してよく見られる症状を「自覚症状」と「家族や周囲の人が気づきやすい症状」の2つに分けてみました。
また、「日内変動」と言って、朝から午前中にかけて症状が強く出ることがよくあります。
【自覚症状】
◇気分の低下
・気分がゆううつ、めいる、寂しい。
◇意欲の低下 ・やる気が起きない。
・何も考えたくない。
・おっくうだし、すぐ疲れる。
・集中できない。
・迷って決められない。
◇思考の異常
・自分を責めてばかりいる。
・自分はいないほうがよいと思う。
・もう生きている価値がない、未来がないと感じる。
・自殺を考える。
◇不安・焦燥
・何か不安で落ち着かない。
・イライラする。◇睡眠の異常
・いつもより早く目が覚めて熟睡感がない。
◇身体的な異常
・お腹が空かない。
・食べてもおいしくない。
・体がだるい。
・頭が重い、はっきりしない。
【家族や周囲の人が気づきやすい症状】
◇何にも興味を示さなくなった。
◇てきぱきとやれなくなった。
◇セックスに消極的になった。
◇急にやせてきた。
◇暗い表情で笑顔が見られなくなった。
◇外では動けるようなのに、家では横になることが多くなった。
◇「取り返しのつかないあやまちを犯した」とか「不治の病気にかかっ た」とか思い込んでいる。
2009年8月5日水曜日
Q2.なぜうつ病になるの?
A2.
人は自分にとって大切なもの(対象)を失ったときなどに(心理的原因)、悲しみ、空しさ、気力の低下を感じます。それが体の症状としてでることもあります。例えば、不眠、頭痛、心臓がドキドキする、疲労感、食欲不振・・・。これがうつ状態です。
健康な人なら、例えば失った事実を次第に認め、悲しみや喪失感を体験するうちに、新たな現実を受け入れていくといった形で、うつ状態を克服していきます。
ところが、几帳面でまじめな性格の人が過去の失敗にこだわったり、ささいな失敗を悔やみ、うつ状態からなかなか立ち直れないことがあります(性格的素因)。その他にも、職場の人間関係のトラブルや家庭での夫婦間や親子間での争い(環境的要因)から、ストレスや慢性的な疲労がたまり、身体のバランスを崩した状態がうつ病の発症につながることもあります(身体的要因)。また、脳梗塞や甲状腺機能低下症などの身体的病気からうつ病が発症することもあります。
このとき、脳内の神経伝達物質(例えば、セロトニン等)が重要な役割を果たしており、抗うつ薬がこのアンバランスな状態の改善に役立つともいわれています。
治療により、うつ状態のきっかけとなった心理的原因、環境的要因を受け止められ、それが改善され、身体的にも元気を回復し新たに人生を自ら歩み出し、うつ病から脱け出すことができます。
人は自分にとって大切なもの(対象)を失ったときなどに(心理的原因)、悲しみ、空しさ、気力の低下を感じます。それが体の症状としてでることもあります。例えば、不眠、頭痛、心臓がドキドキする、疲労感、食欲不振・・・。これがうつ状態です。
健康な人なら、例えば失った事実を次第に認め、悲しみや喪失感を体験するうちに、新たな現実を受け入れていくといった形で、うつ状態を克服していきます。
ところが、几帳面でまじめな性格の人が過去の失敗にこだわったり、ささいな失敗を悔やみ、うつ状態からなかなか立ち直れないことがあります(性格的素因)。その他にも、職場の人間関係のトラブルや家庭での夫婦間や親子間での争い(環境的要因)から、ストレスや慢性的な疲労がたまり、身体のバランスを崩した状態がうつ病の発症につながることもあります(身体的要因)。また、脳梗塞や甲状腺機能低下症などの身体的病気からうつ病が発症することもあります。
このとき、脳内の神経伝達物質(例えば、セロトニン等)が重要な役割を果たしており、抗うつ薬がこのアンバランスな状態の改善に役立つともいわれています。
治療により、うつ状態のきっかけとなった心理的原因、環境的要因を受け止められ、それが改善され、身体的にも元気を回復し新たに人生を自ら歩み出し、うつ病から脱け出すことができます。
2009年8月4日火曜日
Q1.うつ病とはどのような病気?
A1.
分かりやすく言うと、心が疲れたために、気分が憂うつで元気が出ない状態が続く(普通2週間以上)場合を「うつ状態」と言います。
心理的原因だけでなく、身体的病気でもうつ状態になります。うつ状態が現れる病気を「うつ病」と呼んでいます。
うつ状態の反対で、元気がありすぎる状態を「躁状態」と言います。同じ患者さんがうつ状態になったり躁状態になったりと両方の気分変化を示すこともあります。このようなタイプは、最近はうつ病と呼ばずに、例えば「双極性障害」と呼ぶことが多いようです。
これらも含めた全体を、以前は「躁うつ病」と呼びましたが、近頃は「気分障害」や「感情障害」といった用語がよく使われます。
うつ病は小児から老年期まで、どの年代でも発病する非常に多い病気で、6人に1人は発病するという調査もあるくらいです。
最近は軽症のうつ病や身体的症状の目立つうつ病(仮面うつ病)などが増えているようです。
はじめのうちは、体に異常があるのではと考えて医療機関を転々とすることがしばしばみられます。検査しても異常がないので、たるんでいると誤解されたりもします。しかし、正しい診断と適切な治療が行われれば、ほとんどのうつ病はたいへんよく治ります。
分かりやすく言うと、心が疲れたために、気分が憂うつで元気が出ない状態が続く(普通2週間以上)場合を「うつ状態」と言います。
心理的原因だけでなく、身体的病気でもうつ状態になります。うつ状態が現れる病気を「うつ病」と呼んでいます。
うつ状態の反対で、元気がありすぎる状態を「躁状態」と言います。同じ患者さんがうつ状態になったり躁状態になったりと両方の気分変化を示すこともあります。このようなタイプは、最近はうつ病と呼ばずに、例えば「双極性障害」と呼ぶことが多いようです。
これらも含めた全体を、以前は「躁うつ病」と呼びましたが、近頃は「気分障害」や「感情障害」といった用語がよく使われます。
うつ病は小児から老年期まで、どの年代でも発病する非常に多い病気で、6人に1人は発病するという調査もあるくらいです。
最近は軽症のうつ病や身体的症状の目立つうつ病(仮面うつ病)などが増えているようです。
はじめのうちは、体に異常があるのではと考えて医療機関を転々とすることがしばしばみられます。検査しても異常がないので、たるんでいると誤解されたりもします。しかし、正しい診断と適切な治療が行われれば、ほとんどのうつ病はたいへんよく治ります。
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