2009年8月5日水曜日

Q2.なぜうつ病になるの?

A2.

 人は自分にとって大切なもの(対象)を失ったときなどに(心理的原因)、悲しみ、空しさ、気力の低下を感じます。それが体の症状としてでることもあります。例えば、不眠、頭痛、心臓がドキドキする、疲労感、食欲不振・・・。これがうつ状態です。

 健康な人なら、例えば失った事実を次第に認め、悲しみや喪失感を体験するうちに、新たな現実を受け入れていくといった形で、うつ状態を克服していきます。

 ところが、几帳面でまじめな性格の人が過去の失敗にこだわったり、ささいな失敗を悔やみ、うつ状態からなかなか立ち直れないことがあります(性格的素因)。その他にも、職場の人間関係のトラブルや家庭での夫婦間や親子間での争い(環境的要因)から、ストレスや慢性的な疲労がたまり、身体のバランスを崩した状態がうつ病の発症につながることもあります(身体的要因)。また、脳梗塞や甲状腺機能低下症などの身体的病気からうつ病が発症することもあります。

 このとき、脳内の神経伝達物質(例えば、セロトニン等)が重要な役割を果たしており、抗うつ薬がこのアンバランスな状態の改善に役立つともいわれています。

 治療により、うつ状態のきっかけとなった心理的原因、環境的要因を受け止められ、それが改善され、身体的にも元気を回復し新たに人生を自ら歩み出し、うつ病から脱け出すことができます。

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